飛び込み営業にはご注意を!
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飛び込み営業にはご注意を!
外壁塗装修繕を飛び込み営業で契約してしまうのは大変危険です。
まず、すべての建物が飛び込み営業に狙われていることを知っておきましょう。
飛び込み営業の人に何を言われても不安にならないように、必要な知識をもっておくことが大事です。
【飛び込み営業の実態】
■営業主体の会社は、実際の塗装を下請けや孫請けに流すことが多いため、質の悪い・お客様本位でない塗装や工事になってしまう事がほとんどです。
下請け・孫受けは元請けの機嫌を損ねたら仕事がもらえなくなるので、技術や経験がある業者も元請けに対してあまり強く言えない現状があります。
■飛び込み営業は営業職なので契約した分がそのまま営業マンの給料となります。
契約がなければ0円、契約がとれたらその分だけ給料が上がっていくシンプルな仕組みになっています。
飛び込みの営業マンはまず第一に営業利益のことを考えています。
その為、お客様本位ではない契約内容・工事になってしまうことがほとんどです。
契約を取るためなら、平気で嘘をつく・その場だけの口約束で契約後には内容が変わっていたなんて事もよく聞く話です。
【飛び込み営業が危険な理由とは】
■高額な費用請求
最初に高額な費用を見せ、キャンペーンや値引きで大幅な金額を下げるといった手法がとられることが多いです。
大幅な値引きで安くなったように錯覚しますが、地域の相場からするとかなり高い金額になっていることがあります。
値引きは見た目上の数字の錯覚に使われているだけなので、値引きに騙されない判断をする必要があります。
例え値引きで契約を迫られても、根拠のない値引きをする飛び込み営業は信用してはいけません。
■塗装が必要な時期と全く関係のない時期に突然の営業
外壁塗装は、築10年前後から修繕が必要になってくるものがほとんどです。
しかし、飛び込み営業では修繕の必要な時期関係なく突然現れます。
メンテナンス時期ではないのに必要のない工事をして、無駄な費用が発生しないようにしないといけません。
■営業マンは専門知識に乏しい
営業マンは契約をとるための技術や話術は豊富にもっていますが、外壁・屋根塗装に関しての知識はほとんどないことが多いです。
工事に関して全く知識をもっていないお客様側から見れば、飛び込みの営業マンがもつ知識をすごいと思ってしまいがちですが、専門の人から見れば問題外の知識量という事もよくある話なのです。
■手抜き工事が多い
業者と工事の契約をした際、その飛び込み営業の業者とは別の業者、つまり下請け・孫請けの業者によって工事が行われます。
元請け(営業した業者) は少ない金額で下請けに工事の発注します。
下請け・孫請けは利益確保のため本来必要な塗料を薄めたり・塗り回数を減らすなどして手抜き工事を行う事もあります。
この元請け・下請けの関係が手抜き工事の横行している理由なのです。
【飛び込み営業の手口】
飛び込み営業の様々な手口を知っておくことで、営業マンに騙されずにしっかり断ることができると思いますので、しっかりと手口を覚えておくことが大事です。
- キャンペーン中と言って大幅な値引きをする(地域限定・期間限定など)
- 費用を相場よりもかなり安く提案してくる
- 不安を煽るような事を言って、お客様の心理につけ込み契約を急がせる
- 何度も訪問して、熱意があるように見せる
- 自社オリジナルの塗料などをすすめてくる
- 足場代を無料にする(足場代は本来数十万かかるもの)
- 他業者との相見積もりはNG
- 偶然を装っての訪問
【契約した後でもクーリングオフができます】
クーリングオフは契約した後の8日間であれば契約を解除できるというものです。
この権利は誰であっても使うことができますが、飛び込み営業で工事の契約をしてしまった場合、クーリングオフを適用させないために、ある手法がとられます。
それは、契約後8日間が終わる前に着工してしまうというものです。
クーリングオフを使わせないために、契約後すぐに着工をしようとする業者は失敗する工事になる確率が高いです。
そのような業者であれば、いくら業者の対応がよくてもお断りすることをおすすめします。
最後に
外壁・屋根のメンテナンスである塗装・修理・リフォームの質は、業者の選定が鍵となります。
飛び込みの営業マンがどんなに良い事を言っても、実際に塗装する塗装業者の質がよくなければ、満足いく塗装や修繕はできないことを覚えておいてほしいです。
飛び込み営業をされてすぐにその業者に決めるのではなく、他の業者とも比較検討したうえで最終的にはお客様の意向によって信頼できる塗装業者を選びましょう。