職人マナーについて
職人マナーについて
工事現場では職人さんの技術の他に、当然のことながら社会人として最低限のマナーが求められます。
塗装業界での職人マナーに関しては、最低限のマナーですら守れていない職人さんが多くいるのが現状です。
【工事現場での気になるマナー違反】
《 挨拶ができない 》
- 挨拶をきちんとできない人が多い(声が小さい・目を合わせない・姿勢が悪いなど)
- どんな立場の職人さんであっても、一社会人としての常識ある行動をお客様は求めています。
《 清潔感のない身なり 》
- 派手な身なりや髪型は見た目が怖く、印象が悪い。
- 全体的によれよれした作業着で洗濯した感じがなく汚い、ズボンの裾が長いため汚れているなど。
《 場所や立場を考えないで喫煙する 》
- 現場の前で堂々と喫煙している職人を日常的によく見かける。
- 施主・周辺住民の目を全く気にしていない意識の低さが感じられる。
- 現場での喫煙は基本NG。
- 休憩時に車内や近隣の喫煙スペースにて喫煙するなど徹底すると印象が変わる。
《 作業時の私語 》 (言葉遣いなども含め)
- 私語が多く、仕事中とは思えないような会話のやり取りが多く見られる。
- 携帯での通話時・職人同士の会話の中で不安要素と捉えられるような発言をしてしまうこと。
《 現場の資材や工具類の管理・掃除が不十分 》
- 現場・周辺の掃除ができていない。
- 工事に使用する資材・工具類などが適当に置かれ整理整頓されていない。
《 コミュニケーション不足 》
- 外出や休憩する際の一声がない。
- 黙って外出する・工事の進捗がないなど、コミュニケーションが全く取れていない中での工事は施工主側からしたら不安要素でしかありません。
「怖い、常識がない、でも指摘できない」
「職人さんが挨拶しない、返さない」
「目を合わせない」
「どこでもかまわず喫煙する」 など
施主や近隣住民から業者がよく受けるマナーの悪さに対するクレームです。
タンクトップに派手なアクセサリー、金髪にくわえタバコ、にらみつける、大声で騒ぐなど、外見や態度に問題がある職人は実際にいます。
また、腕はよさそうだけど、いかにも頑固そうな親方のため、施主は「打ち合わせと何か違うみたいだけど、怒鳴られそうで指摘できない…」と悩むケースなどもあるようです。
こうした見た目の怖さや威圧的に感じる態度は施主の大きなストレスになっているのです。
【マナー意識の高い優良業者に依頼する】
優良業者は礼儀作法や工事期間中のマナーに関しても徹底した対応をしています。
《 挨拶はハキハキと 》
- 「人とのコミュニケーションは 『あいさつに始まり、あいさつで終わる』 と言われるほど大切なものです」
- 気持ちの良い挨拶は、いかなる場面でも良い印象をもたれます。
《 時間厳守 》
- ビジネスにおいて時間を守れない人への信頼はゼロに等しいものです。
- しっかりスケジュール管理をし、約束した時間を守ることを徹底しましょう。
《 報告・連絡・相談を怠らない 》 (ホウレンソウ)
- 聞かれる前に自分から進んで働きかけることが大事です。
《 丁寧なコミュニケーションを意識している 》
- 話すときは、まず結論を言い、そのあとに理由、経過の順で話すと明解に伝えられます。
- 聴く姿勢も重要です。ただ聞くだけでなく、しっかり話を聴いて重要なポイントはメモを取る・わからない事はその場で質問するなど、復唱確認することでより理解できます。
《 初めから終わりまで気遣いを忘れず、整理整頓を心がける 》
- 資材・道具をしっかり整理整頓・管理することで円滑な動きに繋がり、施主にも良い印象をもたれます。
- 工事期間中の現場・周辺の掃除、そうした積み重ねの気遣いから信頼が生まれます。
- 個人情報保護や機密保持のためにも書類・情報の整理は必要不可欠です。
《 清潔感のある身なり 》
- 基本的に清潔な作業服であること。
- 一般常識を考え、周囲に不快感を与えない身なりを心がける。
- 上下揃いの作業着がベストです。
上記の事がしっかりとできているかどうか、工事の正確さと、社会人としての最低限のマナーをしっかりと守れる業者が塗装業界では優良業者と言えるのではないのでしょうか。
最後に
施主や近隣住民は、実際に現場で作業する職人や工事関係者の対応力・マナーを見て評価をします。
社員の教育を行う以上に、職人教育は重要です。
施主・近隣住民は職人に「常識」を求めています。
トラブル・クレームを未然に防ぎ、円滑に工事を進めていくためには工事の正確性・マナー教育に対して意識高く取り組んでいる優良業者に依頼しましょう。
その為には、地域での評判・ホームページ・現場調査での対応などを見て、しっかりと業者の良し悪しを見極める事が大切です。