塗装工事 見積もり書の注意点!
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塗装工事 見積もり書の注意点!
塗装工事における見積もり書について。
工事費用に嘘のない、信頼のおける業者に依頼するためのポイントをご紹介します。
見積もり書の例
まずは、実際に見積もりをした場合、どのように費用が出されるのか、以下の例で計算して出してみます。
費用は118.8㎡の面積として仮で出してみます。
項目 | 面積(約30坪) | 平米単価 | 合計 |
基本項目 | |||
足場 | 118.8㎡ | 650円 | 77.220円 |
飛散防止ネット | 118.8㎡ | 200円 | 23.760円 |
高圧洗浄 | 118.8㎡ | 250円 | 29.700円 |
養生 | 118.8㎡ | 300円 | 35.640円 |
シーリング | 118.8㎡ | 700円 | 83.160円 |
下地補修 | 20.000円 |
塗装項目 | |||
下塗り(シーラー) | 118.8㎡ | 600円 | 71.280円 |
シリコン系塗料 | 118.8㎡ | 2.400円(中塗り・上塗り合計2回) | 285.120円 |
その他 | |||
産業廃棄物・ゴミ処理・雑費等 | 10.000円 |
合計 635.880円 |
外壁面積×各項目ごとの平米単価=価格
※あくまでも例えですので、項目ごとの単価は業者によって異なります。
どの塗装業者も大体はこのような形で見積もりを出してくれるので、参考として覚えておくといいと思います。
見積もり書の悪い例
先ほどの例は、適正な見積もりを出してくれる業者を参考にしましたが、中には適当な見積もり書を提示してくる業者もあります。
見積もり書の悪い例を知ることで、信頼のおける業者を見極める判断基準の一つとなります。
■面積をしっかり図った形跡のない見積もり書
【 例 】
項目 | 面積 | 平米単価 | 合計 |
足場 | 150㎡ | 800円 | 120.000円 |
下塗り | 50㎡ | 1.800円 | 90.000円 |
厳密に面積を図っていくと、切りがいい数字はあまり出ません。
例のような切りのいい数字ばかりで計算されている場合は、現場調査をしっかりと行っていない可能性がありますので注意が必要です。
■項目が一式でまとめられた見積もり書
【 例 】
項目 | 面積 | 平米単価 | 合計 |
足場 | 一式 | 80.000円 | |
飛散防止ネット | 一式 | 40.000円 | |
高圧洗浄 | 一式 | 50.000円 |
全項目に対して一式とかかれていて詳細な面積や単価の記載のない見積もりは信用してはいけません。
優良業者であれば、面積・単価の詳細は必ず記載します。
■詳細のない見積もり書
【 例 】
項目 | 面積 | 平米単価 | 合計 |
外壁塗装 | 1.200.000円 |
項目が分けられておらず、『外壁塗装〇〇円』 『屋根塗装〇〇円』など、全てまとめて見積もり書を出してくる業者は論外です。
塗装工事の見積もりは不正がしやすいため、悪徳業者はこのような手口を使ってきます。
最後に
正確な塗装の費用を調べる為には、塗装業者に見積もりをお願いする必要があります。
「見積もり依頼」と聞くと、見積もりを頼んだ業者に必ず申し込みをしないといけないと思われがちですが、きちんとお断りができるのでご安心ください。
項目に対してどのくらいの金額がかかっているのか、計算方法がわからないような見積もりを出してくる業者は実際たくさんいます。
こうした見積もりはお客様のためにもならず、いいかげんな仕事をしている証拠となります。
見積もり書の詳細にはしっかりと目を通すことが大前提です。
いい加減な見積もりを提示してくる業者には注意し、適正な方法で見積もりを作ってくれる優良業者を選びましょう。