老朽マンションのタイル落下問題
日本のマンションの外壁の多くはタイル貼りになっています。
コンクリートを風雨に直接さらさないといった耐久性の観点から、そして何より美観に優れるため、採用されることが多いのです。
しかし、「貼った」ものは時間の経過により、いつか剥がれ落ちます。
高所からタイルが道路に落下すれば、耐久性や美観を保つためのものが「凶器」に変わってしまうのです。
2008年、国土交通省は外壁タイル剥落事故の多発を受け「定期報告制度」を改訂し、外壁タイルの打診検査を義務化しました。
定期的な調査と報告を怠ると、マンション管理組合は罰則(100万円以下の罰金)の対象となりますが、実態としてまだすべて
のマンションで調査・報告が行われているわけではありません。
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