外壁塗装の費用について
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外壁塗装の費用について
外壁塗装工事の費用について、初めて工事を依頼する方にとっては知らないことがたくさんあるかと思います。
不安を取り除くためにも様々な角度から知識をつけておくことは大事です。
【外壁塗装・費用の相場】
外壁塗装の工事費用の相場を知らないことで、悪徳業者に騙される可能性は高まります。
外壁塗装の費用は業者ごとで計算方法が異なるため、数社見積もりを出したとしても全て同じになることはありません。
例:シリコン塗料/サイディングボードで求めた費用相場
坪数 | 面積 | 費用相場 |
20坪 | 79.2㎡ | 50万前後 |
30坪 | 118.8㎡ | 65万前後 |
40坪 | 158.4㎡ | 90万前後 |
50坪 | 198㎡ | 105万前後 |
60坪 | 237.6㎡ | 125万前後 |
■坪数から面積を求める方法 外壁の面積 = 延坪 × 3.3(1坪=3.3m²) × 係数(1.2~1.7)
(外壁塗装工事の係数は1.2~1.7くらいの範囲とされていますが、実際には一般的な1.2を当てはめると良いでしょう。)
一般的な例えとして、約30坪の建物の場合で費用相場が出されていますが、30坪でも60万前後の費用相場となっています。
一戸建て住宅の場合は、約60万前後はかかると覚えておくといいでしょう。
【外壁塗装・費用の内訳】
《 材料費 20% 》
塗料・養生シート・飛散防止ネット・サイディングボード・シーリング剤など、塗装をするために使用するモノすべての費用です。
《 足場費用 20% 》
塗装工事は仮設足場といって、安定した足場を家の周りに建設します。
安定した足場があるからこそ丁寧・段取りよく塗装作業ができます。
《 人件費 30% 》
塗装工事に関わる人達を動かすための費用です。
新人の職人・ベテランの職人・下請けの職人それぞれ人件費も違ってきます。
《 その他・運営費 30% 》
現場までの交通費・その他塗装工事の際に必要な許可を取るための費用など、塗装工事には様々な雑費がかかります。
このように、外壁塗装工事には様々な費用がかかることがわかります。
【外壁塗装・費用の計算方法】
では、実際どのようにして外壁塗装の費用を計算して出しているのでしょうか。
外壁塗装の費用計算が簡単にできる式があります。
価格相場 = 外壁の面積 × 単価
こちらの計算式は、外壁の面積(塗装をする面積)と単価(塗料の値段・養生シートの値段など)をかけて値段を出すものです。
外壁塗装の費用を計算する際には、「塗料」「養生シート」「足場」など、塗装をするために必要な項目一つ一つで計算をし、最終的に合算して費用が出されます。
《 基本の必要項目 》
- 仮設足場
- 養生
- 飛散防止ネット
- 高圧洗浄
- シーリング
- 下地処理
- 下塗り
- 中塗り
- 上塗り
- 廃棄物処理
このように、外壁塗装工事と言っても詳細を見ていくと様々な項目があるのです。
また、業者ごとで項目一つ一つの単価(値段設定)が違うので、同じ条件で見積もりをしてもらった場合でも業者ごとで見積もり費用は違ってきます。
【外壁塗料の種類】
費用を出す上で最も重要になってくるのが、塗料の選定です。
塗装工事に使われる塗料には、様々な種類・メーカーが存在していて、どの塗料にも特徴があり質が高いものと低いものでも単価が違ってきます。
塗料が違うだけでも、何十万と費用が変わってくるので、どのような塗料があるのか、また塗料によってどのような金額の違いがあるのかを把握しておきましょう。
塗料の種類 | 単価相場 | 耐用年数 |
アクリル系塗料 | 1.000~1.200 円/㎡ | 4~7年 |
ウレタン系塗料 | 1.800~2.000円/㎡ | 6~10年 |
シリコン系塗料 | 2.500~3.500円/㎡ | 8~15年 |
フッ素系塗料 | 3.500~4.500円/㎡ | 15~20年 |
遮熱・無機などの特殊塗料 | 5.000~5.500円/㎡ | 15~20年 |
耐用年数とは塗料の効果を保てる期間であり、外壁塗装工事において非常に重要なポイントの一つとなります。
耐用年数が高いものであれば、次の塗装工事までの期間を伸ばすことができます。
塗料自体の単価は高くなりますが、結果的には費用を抑えることに繋がってきます。
※ 耐用年数が高い質の良い塗料を使ったとしても、しっかりと丁寧な塗装工事が行われなければ塗装の劣化は進んでしまいます。塗料選びも重要ですが、それを扱う業者選びも重要だという事を覚えておきましょう。